ローヤルゼリー?ロイヤルゼリー?
蜂が作り出す健康食品として“ローヤルゼリー”は有名ですよね。
ネットや店頭でもさまざまな種類のローヤルゼリー商品が販売されています。
ですがその中には“ロイヤルゼリー”という名前で商品化されているものも…。
「名前が違うけど、違うものなの?」
「一体どっちが正しいの?」
ここではそんな疑問についてお答えしていきます。
ローヤルゼリー?ロイヤルゼリー?
“ローヤルゼリー”も“ロイヤルゼリー”は、どちらも同じものです。
女王蜂(また女王蜂になる幼虫)に与えるためのエサとして、働き蜂が作り出した乳白色の液体がそう呼ばれます。
正しい呼び方というものは決められていませんが、現在では“ローヤルゼリー”と呼ばれることがほとんどのようです。
日本では、厳しい品質審査を通り、適切な表示を行っているローヤルゼリーには“公正マーク”をつけることが許されていますが、その公正マークの許可を出している団体も“一般社団法人 全国ローヤルゼリー公正取引協議会”と、“ローヤルゼリー”の表記と呼び方をしています。
なぜローヤルゼリーと呼ばれるようになったのか?
なぜ“ローヤルゼリー”や“ロイヤルゼリー”と呼ばれるようになったのかについて、もう少し詳しくご説明していきますね。
ローヤルゼリーの研究が進められ、その存在がはっきりとしてきたのが今から約200年前です。
スイスのミツバチ研究者による著書“蜜蜂の新観察”で、“ゼレーロワイヤル”と記してあったのが今のローヤルゼリーの語源と言われています。
この本が英訳される際にゼレーロワイヤルが“ロイヤルゼリー(royal jelly)”となり、それが日本に伝わってロイヤルゼリーやローヤルゼリーと呼ばれるようになりました。
企業や人によって呼び方が分かれますが、どちらかが偽物というわけではありませんし、どちらが正しいということもありません。
商品を選ぶ際も、名前ではなく、その商品の製造工程や成分をしっかりとチェックして品質・安全性ともに高いものを選ぶことが大切です。